何も…
何も変わらないよ
時が過ぎるだけさ
何も変わらないさ
そんなにビクビクするなって
何も変わらないの
ただ、変わった軌跡を見つめるだけ
何も変わらない
君は君のままなんだから
そんなに構えるなって
変えるのは君だから
━・━・━・━・━・━・━・
大晦日と元日の境で。。。
時が過ぎるだけさ
何も変わらないさ
そんなにビクビクするなって
何も変わらないの
ただ、変わった軌跡を見つめるだけ
何も変わらない
君は君のままなんだから
そんなに構えるなって
変えるのは君だから
━・━・━・━・━・━・━・
大晦日と元日の境で。。。
不安
暗闇の中
誰かが囁く
ほら、こっちに来な
楽になるぞ
その声は
甘美
僕の魂を
揺らす
暗闇の中
誰かが呼ぶ
おいで、おいで
そこで震えるな
どんどん
引きずられる
どんどん
招かれる
暗闇の中
何者かの声
耐える
堕落を
誰かが囁く
ほら、こっちに来な
楽になるぞ
その声は
甘美
僕の魂を
揺らす
暗闇の中
誰かが呼ぶ
おいで、おいで
そこで震えるな
どんどん
引きずられる
どんどん
招かれる
暗闇の中
何者かの声
耐える
堕落を
ある日
ある日
あの時
あの場所で
ふとしたしぐさ
目を奪う
あの日
あの時
あの場所で
優しい檻に
囚われた
願い
叶わないと分かっているというのに
願わずにはいられない
この願いは
誰が叶えてくれるのだろう
長い坂
前を見れば
続く坂
はぁ
大きなため息
一つ
後ろを見れば
登った坂
ここまで来た
はじまり
見えない
目を閉じれば
はじまりの場所
ポケットの中
拾った石
透き通る
上を見れば
とどかない空
鳥が
どこかへ
飛んで行く
下を見れば
汚れたスニーカー
真っ白だった
いい色に
汚れたな
前を見て
続く坂
一歩
一歩
進むとしよう
続く坂
はぁ
大きなため息
一つ
後ろを見れば
登った坂
ここまで来た
はじまり
見えない
目を閉じれば
はじまりの場所
ポケットの中
拾った石
透き通る
上を見れば
とどかない空
鳥が
どこかへ
飛んで行く
下を見れば
汚れたスニーカー
真っ白だった
いい色に
汚れたな
前を見て
続く坂
一歩
一歩
進むとしよう
サンタクロース
「どうして、ママは僕にサンタさんを信じさせようとするの?」
「え?」
「僕、知ってるんだよ。サンタさんなんていないって」
「どうして?」
「僕、見ちゃったもん。パパがプレゼントを置いているのを」
「夢じゃないの?」
「ううん。実際に見たよ。わざわざサンタさんなんて言わないでさ、
パパとママからのクリスマスプレゼントだって言ってよ」
「……」
「サンタさんなんて知らない人から貰うよりも
パパやママがくれるプレゼントのほうが何倍も嬉しいもん」
編み物
本を読んで
必死に格闘
目の数が合わない
ここはどう編むの?
人に訊いて
必死に格闘
あれ?おかしいな
これでいいはずなのに
うんうん悩んで
必死に格闘
背中越しでも
分かるよ
どこかで
人が殺される
子供が殺される
僕らはそこで恐怖を覚える
それと同時に
自分じゃなくてよかった
自分の子じゃなくてよかった
そんなふうに安心する
reason
貴方を好きになった理由を探す
独り淋しい食卓で
貴方を嫌いになった理由を探す
独り淋しい寝室で
淋しい夜
夢でいいから
会いたいよ
昔の貴方に
会いたいよ
死後
私がいなくなった後
貴方は誰かに恋をする
貴方は誰かと歩き出す
それでも誕生日の一日だけは
私を想って涙を流して
それだけしか望まないから
地図
積み重ねた時間の地図
積み重なった歴史の軌跡
今度は僕が書き上げる
次は君が書き上げる
次の次は誰が?
分からない
けど
この地図だけは確かに君に渡そう
首輪
成長して首に食い込む首輪
それは親からの?
それは社会からの?
それは自分の?
成長して首に食い込む首輪
いっそのこと引き千切れればいいのに…
枷
もしも、僕の足に枷が見えたとしたら
それを外そうと努力するだろうか?
それとも
それでも枷を着けたままで進むだろうか?
今の僕には分からない
眠ること
眠ること
それは
身体を休めること
眠ること
それは
目を休めること
眠ること
それは
目を閉じること
眠ること
それは
今日を閉じること
眠ること
それは
今日と明日の区別
眠ること
それは
明日を迎えること
待ちぼうけ
肩にかかった雪が
今までの君の姿を
語っている
白い煙を
ときどき
大きく吐きながら
君は何かを堪えていた
僕は喫茶店の中から
君の姿を見ているだけ
煙の立つ珈琲を
グイッと
飲み込む
君はいつまで
そこにいるのだろう
頭によぎっている
可能性を
必死に否定しながら
君はいつまで
そこにいるのだろう
研究室
切れかけの
蛍光灯の
まばたき
机に向かう
男が
一人
パソコンの
空ろな光が
溢れている
鳴り響く
タイプ音
泣き声の
ラット
恐怖
恐怖は受け取るものではない
恐怖は湧き出るものだ
何か“分からない”ものに対して
僕らは恐怖する
自分の常識、自分の五感
そこに湧き出る
“分からない”恐怖
運命
運命と言う言い訳を
君は何度使ってきたかな?
そして
それを使うことによって
何度、何かを諦めたかな?
その手は
その手は
人を殺めるためにあるのかい?
人を暖めるためにあるのかい?
一回、確認してみようよ
そして、忘れないようにしようよ
なんでもかんでも
なんでもかんでも環境のせいにするな
どんな環境でも
人を殺す奴は出てくるし
人を生かす奴だって出てくるんだ
なんでもかんでも環境のせいにするな
君と同じ環境であっても
前向きに生きていこうとする奴だっているはずだ
もちろん、君と同じように生きる奴だっているだろう
なんでもかんでも環境のせいにするな
そうやって周りのせいにしたければするがいいさ
そうやってたって何も変わりはしないんだから
変えたければ自分を変えろ
棒人間
平面状で
厚み無い
線ばかりで
筋肉無し
そうさ
僕は棒人間
頭と
身体と
腕と
足
たったこれだけ
簡単さ
誰でも書けて
誰でも分かる
そうさ
僕は棒人間
だけど
ちょっと淋しいな
線の僕は
熱をもてない
だけど
ちょっと嬉しいな
誰もが
僕を知っている
そうさ!
僕は棒人間
賽コロ
壱
弐
参
四
伍
六
六つの面に
六つの数字
手のひら載せて
転がせば
コロコロコロコロ
転がって
一つの数を
示すのだ
壱なら一歩
弐なら二歩
運に任せ
歩を進め
行き着く先には
何がある
あがりに待つは
地獄か天国
さぁ、その手のひらを
振ってみろ
鉄
若いころは
真っ赤に燃えて
全ての痛みや攻撃を
自分の力に
変えてきた
若いころに
ポキリと折れても
熱した身体は簡単に
くっつくことができたんだ
今はもう
熱しはしない
痛みに叩かれ
攻撃に伸びて
一本の刀となったのだ
それでも
痛みはやむことなく
攻撃は激しさを増す
一本の刀のこの身は
いつ折れるとも
知れぬ身か
さらばせめて
一太刀を
熱い鉄に
打ちつけよう
snow coffee
コーヒー一杯
淹れたなら
雪の降る
街へ出かけよう
黒い表面に
迷い込む雪は
何も言わず
黒くなる
そこでクイッと
一口飲むんだ
冷えた身体に
じんわりと
広がっていくんだ
コーヒー一杯
淹れたなら
雪の降る
街へ出かけよう
雪
しんしんと降り積む雪の中
貴女の小さな姿が
今も目に残っています
先延ばし
今までどれくらいの事を先延ばししてきましたか?
そして、それらを実行しましたか?
先延ばしするほど貴方は忙しいんですか?
先延ばしするほどどうでもいい事なんですか?
掴んで放す
弱い君を守ろうと
細い手を掴みました
だけど
今度は僕が壊してしまいそうで
慌てて手を放しました
ガラス細工
青く澄んだ
ガラス細工
細く伸びる
その姿
多くの足が止まってた
弱く反射する
艶やかな
表面
ひっそり
喪失の
透明な空間
触ろうか
いや
触ったら
壊れてしまう
多くの足を止める
細い喪失
ガラス細工
枷
君の力になりたいと
君の役に立ちたいと
君の傍にいたいと
そう願ったはずなのに
気付けば
君の重い枷になっていた
浮かんだ言葉
貴方は幸福でした
だけど、同時に不幸でもありました
不幸を経験したことがない貴方は
自分が幸福だということを知らなかったのです
もう一つ同じ世界が
「もしさ、もう一つ同じような世界があったら。私たちって愛し合っているかな?」
無邪気に訊いてきた君。
僕はちょっと考えて答える。
「たぶん、愛し合ってると思うよ」
「ほんと?」
「うん。たぶん」
君は「うんうん」と頷く。
「じゃぁさ、そう言うのって運命って言うのかな?」
「そうなのかもね。だけど」
「だけど?」
「運命って言葉はあまりにも甘えすぎじゃないかな?」
「そうかな?」
「うん。運命なんかじゃないよ偶然の繋がりの必然だったと思うんだ」
「ん〜」と唸る君。
そして、頷いてポツリ。
「そうだね」
闇夜
夜
闇の中で
僕は僕の中に落ちていく
限りなく深い無意識の中に
夜中
闇の中
僕の中
無意識の中
落ちていく
封印したはずの気持ち
どこにも無いはずの想い
否定したい感情
奥底に潜んでいた
真夜中
暗闇の中
僕の中
無意識の中
落ちていく
朝日が射すまで
落ちていく
闇の中で
僕は僕の中に落ちていく
限りなく深い無意識の中に
夜中
闇の中
僕の中
無意識の中
落ちていく
封印したはずの気持ち
どこにも無いはずの想い
否定したい感情
奥底に潜んでいた
真夜中
暗闇の中
僕の中
無意識の中
落ちていく
朝日が射すまで
落ちていく
欲
誰にだって欲はあるんだ
ほら、いろいろ見つかるよ
探してごらん君の欲を
見つけたら捕まえて訊いてやるんだ
お前は自分に必要か?ってね
YESなら放してあげて
NOなら握り潰しちゃえ
必要な欲だけで生きてごらん
きっと、肩の力が抜けるから
時間が、ない?
君には時間があるだろうか?
それとも、ないだろうか?
誰もが『ない』と言うことだろう
だけど、ここで振り返ってほしい
時間を浪費していなかったかと?
天秤
不釣合いな天秤の上
右に傾き
左に傾き
ゆらゆら揺れる
僕
不釣合いな天秤の上
あっちに傾き
こっちに傾き
かたかた傾く
僕
気付けば
気付けば
友達以上を
求めていた
気付けば
もっと
触れ合うことを
望んだ
気付かなければと
思った
気付いてよかったと
思った
単純に
単純に
実に単純に
君の笑顔が見たいだけなんだ
君の傍で君を笑わせたいだけなんだ
勝負
勝つか負けるか
そう聞かれたら
君は勝ちを選ぶだろう
それは人の自然な欲望
誰だって負けるのなんて嫌なんだ
そういう君は勝ってきたかな?
意識して勝とうとした戦いに
無意識に挑んできた戦いに
君は勝ってきたのかな?
そして
君は勝っていくつもりかい?
それとも負けていくつもりかい?
ねぇ
ねぇ!僕は歩けるよね?
ねぇ!僕は歩いていいんだよね?
ねぇ!僕を置いてかないで…
世界
君は知らなければならない
この世界の仕組みを
君は理解しなければならない
この世界の構造を
君は疑わなければならない
“知っているつもり”の知識を
君は知っているだろうか?
君は理解しているだろうか?
君は疑っているだろうか?
こうして、君は利用するんだ
この世界というシステムを
心の臓
トクン
トクン
トクン
止まぬ声
ドクン
ドクン
ドクン
静まぬ叫び
…
…
…
止まった叫び
あなたは
聞いてますか?
雪
はらはら
落ちる雪
紅い傘がゆれる
さくさく
踏む雪
黄色い長靴
はーはー
白い息
赤い頬
紅をピンクに
黄色をイエローに
頬を朱に
染めてゆく
朱の頬に
優しい手
寒かろうに
中へお入り
冷たい手に
橙の蜜柑
剥かれた果肉の
輝くオレンジ
幸
小さな『幸』はよく拾うんだ
道端に転がってる小銭みたいに
よく拾うんだ
大きな『幸』は奪い合うんだ
ある人は守るために
ある人は奪うために
傷付けあっているんだ
だけど
大きな『幸』を得たいのなら
そんな傷なんて怖がってちゃいけないよ
本当にほしいならね
