一茶の徒然なる日々

書こうか、詩を

線香花火 第01話


ちりーん ちりーん ちりーん
今年もまた風鈴の音色が涼しい季節が巡ってきた。
私はこの音を聞くと、いつもあのことを思い出してしまう。
夏は、あの思い出を語るには長い。
私の心に焼き付いて、この季節になるといつも心に雨を降らせる。
悲しい、とは感じなくなった。ただ、心のどこかが抜け落ちているような、心が丸ごと抜け落ちてしまったかのような、魂を過去に置き忘れてきたかのような感覚がする。
私の時計はあのときのあの時間のままで止めている。これは自分で自分にかせた罪の証だ。そして、この時計と同じように私の時間もあの時のまま、もう動かない。
輪廻が本当ならば、もし、次の人生が選べるというのなら、どうか小夜に幸せな人生を・・・。

言葉

私は言葉を使う。
言葉は縛る。人や物や意識や気持ちを。
私達は常に縛られて生きている。
それさえも、気付かずに今日も言葉から縛られ続ける。


・・・悲観的なことを書くつもりではなかったんだがそう取られても仕方のない口上になっている。
まぁ、要するに
「言葉からはいつも縛られている。それは名前であり名称であったりする。
 だが、必要以上に自分を言葉で縛り付けてはいないか?
 自分で使う。自分で話す。自分で聞く。
 多くの言葉によって、貴方は縛られすぎてはいませんか?。」
って、事だ。
まぁ、簡単に言えば必要以上に自分を自分自身の言葉で縛っちゃいないか?ってこと。

(こういうのを書くこと自体が縛り付けてるんじゃねぇの?)
(まぁ、そうであるならどうしようもないな。)

夢05

こんな、夢を見ました。

気が付けば真っ赤な部屋にいました。
壁も床も天井も照明も全てが真っ赤な部屋に。
そして、私自身も真っ赤に染まってました。
しかし、それはただの赤ではありませんでした。
私の色は血の色でした。いいえ、血、そのものでした。
私は身体中に血がべっとりとついているのです。
私は裸で、髪から秘所にいたるまで血で汚されていました。
私は困惑しました。なぜ!?どうして!?と。
しかし、私の困惑はそれだけでは終わりませんでした。
血がおかしいのです。血は本来固まって色は暗くなっていくはずです。
しかし、私の身体についた血はどんどん鮮やかな色になってゆくのです。
真っ赤から朱色へ、朱色から深紅へ。
血は光りだしました。じわじわと私の身体を光らせていきました。
私は自分を失いました。
私は部屋にあるものを全て壊して行きました。
いつのまにか自分の手に握られたナイフを使い。
圧倒的なまでに原型がなくなるほど切り刻みました。
しかし、気が付けば壊したものからも血が出てくるのです。
私の身体に付着したのと同じものが。
私の思考はそこでふつと切れました。

次に気が付くと私はいつもの天井を見上げて目を覚ましました。
ふと、秘所に違和感を感じ布団をめくってみたところ、
受精後まもない赤ん坊と呼ぶにも呼べない子供が私の秘所から大量の血とともにいました。

今、自分は生きていると言えるだろうか?
人として生を受け、私はこれまで何回、生きるために生きただろうか?
それとも、私は死なないから生きていただけであったのだろうか?

夢幻迷宮

 何も無い。ただ、白いだけの世界。
空も無く。太陽も無く。ただ、永遠に白が続く・・・。
僕は、そこに立っていた。
何も無い汚されることの無い白い世界で。
肌も白、髪の毛も白、身につけてる服も白。
僕はその世界に含まれていた。
影さえ落とさず。ただ白い世界の中で。
僕には空腹は無い。睡眠もない。
ただ、何かを求めて歩き続ける。
白い僕はいつしか、景色の中に融合される。
消滅ではなく、在るのにない状態になる。
僕はここにいる。
白い広い世界の中で何かを求めている。
何かを見つけるためにいる。
永遠なんて甘い言葉は通用しない。
始まりがなかったんだ。終わりなどあるはずもない。
ただ、ただ・・・。

人はこの世に生を受けた時点から、絶えず死へと向かっている。

夢04

こんな夢を見たんだ。

気が付けば僕は空を飛んでいて、下には青い海が見える。
吹いてくる風は温かく、僕を包んでいる。
遠くには水平線。後ろにも水平線。
今、どこに居るのか。今、どこに向かっているのか。
それは分からなかった。けど、僕はどこかへ向かって空を飛んでいたんだ。
急に空が飛べなくなった。
飛べない僕は海へ落ちてゆく。
海は恐ろしい速度で近付いてくる。
無言で大きな口を開ける。
僕はその中へ飲み込まれる。
もがいても、もがいても、海は僕を飲み込んだまま、僕を消化しようとする。
僕は気を失い、海の底へと堕ちてゆく。

みんな自分を演じている。宴の中で演じている。
孤独な仮面舞踏会。知らず知らずに踊り続ける。

夢03

こんな夢を見た。

私の背中には翼が生えていた。黒く漆黒の烏の翼が。
人々は私を憎んだ。あんな奴が居るから。あの奴のせいで。
そう言って、私を妬み睨み憎み続けていた。
私は分からなかった。どうして私が憎まれなければならないのか。
私は困惑し続けた。
悩みに悩み、頭は破裂しそうだった。
そうか、これが。これのせいで。
私は自分の翼を掴んだ。
一気に羽を引き千切ろうとした。
だが、羽はビクともしなかった。
私は羽を一本掴み、力を入れた。
急に抜けた。その途端、今まで体験したこともない痛みが走った。
痛い!熱い!焼ける!焼き切れる!
脳天から足元までを一気に貫かれるかのように。
身体を何分割にもされてしまうように。
私の身体は心と離れ離れになった。
意識はやめろというのに、身体は黙々と羽を毟り続ける。
そのたびに雷が走る。
ついには呼吸さえができなくなる。
苦しい、痛い、熱い、焼ける。
無限に続く地獄。
引き込まれた私には抜け出す術はない。

男女

男女平等!男女平等! ふん、平等ならばなぜ分ける?

夢02

こんな、夢を見た。

道がまっすぐ走っている。
僕はそこに立っていて来ないと分かっている人を待っている。
空はいつも灰色で、すぐにでも僕の上に落ちてきそう。
誰を待っているかは分からず。ただ、時だけが流れ続ける。
どのぐらい待っただろうか、。
急に雪が降り出した。
しんしんと降りてくる雪。
僕の上へ覆いかぶさる。
僕は身動き一つしないで雪を受ける。
誰かが、向こうからやってくる。
あれは・・・女の子?
女の子はやってくる。
僕の心を揺さぶりながら。
女の子はやってくる。
僕の魂を受け取りに・・・。

「こんにちは。もらいますね。」
女の子は微笑む。そして、僕にキスをした。

自分

私を縛れるのは私だけでいい。

もっと願えるならば私ですら縛れなくていい…。

ある手記より

私は、多くの人を殺してきた。
ここで「殺す」という言葉を使うのはおかしいのかもしれない。
だが、私は確かに多くの人の今までの人生を踏みにじってきたのだ。
それは言葉で。私の口から一定の周期、一定の波長で。
その時、その場所、その次元、その人物。
全ての条件を束ね、たった一言でその人の積み上げたものを破壊した。
圧倒的な力、圧倒的な威圧。
私は人を圧倒した。
たった、一つの石を湖に投げ込むように。
小さな波紋が大きな波紋に広がっていくように。
人を崩した。破った。壊した。潰した。
私は今、この手記を書いている。
それは、ただ私の存在をこの世に残すためだ。
私とであった人は全て殺した。
だから、私を知る人など誰一人としていないのだ。
私はそれに今気づいた。そして、私は恐怖に震えながらもこれを書いている。
私はもう長くない。私の持つ言葉の力を持つものはもう現れないことだろう。
だからこそ、私はこの手記を書き残す。

手記はここで途切れていた。
残りには破かれた切れ端が残っている。
手記のところどころに残っていた朱は・・・。

平等

平等なんておこがましい、所詮人は生まれれた時から不平等だ!

問題は・・・

問題はそれが構築された瞬間から、すでに唯一の答えが備わっている。

懺悔

私は、自分と言う型紙を取り去ろうと努力してきました。
その先に本当の自分があるような気がして・・・。
私は、ずっと望み続けました。
更なる自分を見つけるために。
しかし、私は気づいてしまったのです。
私という型紙を外そうとし続けるのが私の型紙なのだと。
私はそれに愕然としました。恐怖しました。
泣き喚きました。私のここまでの人生はいったいなんだったのでしょうか?
長年費やしてきたものが無価値だと分かったときの絶望を貴方は知っていましたか?
こんな、こんなにも悲しく苦しいものだとは私は知りませんでした。
しかし、私は型紙から抜け出す唯一の方法を見つけたのです。
こんな型紙はなくなってしまうべきなのです。
そして、こんな型紙を抱えた自分も・・・。

そして、女は手に持った銃で頭を撃ちぬいた。
私は幾重の懺悔を目にしてきた。
だからなのだろうか。
私には彼女を止めようとは一切考えなかった。

夢01

空間の中、清楚な女が一人たっている。

「私は貴方の夢です。どこでもない、貴方の脳みその中にいます。
 貴方は私を望んだ。だからわたしはここにいます。
 できるのなら、私はいなくなりたい。
 私は檻の中でとらわれ続けるのです。貴方によって。
 どうか、私を助けてください。どうか私を解放してください。」

彼女の声に俺は・・・。

ふと

人には2種類の人間がいる

片方は泥の中で這い上がろうと願う

他方は泥の中にただ沈んでいく

屋上で・・・

涙目で少女が呟く、
「生きたいと願ったよ・・・。けどね、生き方を忘れちゃったんだ・・・。」
少女はそれだけを言うと消えていった・・・。

極限を超えて

休み休み歩いてきた
ときには、後戻りさえした
足枷を自分につけた
無意識のうちに

もうここまできた
足枷を砕いて走ってやろう
極限を超え
限りない世界へと

歩くのはもう止めだ
走り続けてやろう
この身が燃え尽きるまで
はてを見続け
走ってやろうではないか

後ろには暗黒
後戻りは一歩も許されぬ
さぁ、走り出せ
欲望のままに

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プロフィール

一茶

  • Author:一茶
  • その日の気分でいろいろな方向に記事が発展します。
    現在、『線香花火』なる小説を製作中。
    徐々に上げていきますので楽しみに〜。(^▽^)/~~
    その他、詩らしきもの、格言?、短歌、川柳・俳句も上げます。
    もし、よろしければコメントお願いします。
    コメントが明日の原動力になるので・・・。
    こんな、管理人ですがどうかよろしく。
    m(_ _)m

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